英検2級での単語の出題比率
英検2級に限らず英検では英単語・熟語の出題比率が高いです。
英検2級ではリーディング38問(100%)中、英単語が10問(26%)、英熟語が7問(18%)とリーディング全体の44%の比率となります。
つまり、リーディング全体の44%を占める英単語・英熟語で点数を取ることができれば、一次試験合格に近づきます。
英検2級では英単語は非常に重要です。
英検2級で出題される単語
英検2級では、大問1の英単語・英熟語に出題される単語の問題が一番難易度が高く、大問1以外の長文で使われている単語は、大問1ほど難易度は高くないです。
実際に英検2級の長文問題のなかで使われている中学英語の比率を調べたところ、一回の試験で出題される長文問題5題(1418語)のうち89.8%の1273語が中学英語でした。
具体的な対策
英検2級合格に必要なテキストは、「英単語ターゲット1900」(旺文社)、「過去6回全問題集」、「最短合格! 英検2級 英作文&面接完全制覇」の3冊です。
⇒3ヶ月で英検2級に合格する学習法
英単語を覚えるには、「過去6回全問題集」の問題の単語を覚える方法、単語帳を使って集中的に単語を覚える方法という、2つの方法があります。
「過去6回問題集」の単語を覚える
「過去6回全問題集」の長文問題に出てきた単語を覚えるという方法が英検2級の単語対策にはおすすめです。
ライティング、リスニングで点数がとれる方は、大問1の単語問題で半分程度の正解でも、十分英検2級に合格することができます。
「過去6回全問題集」を解いて、復習をする際に、分からない単語を英和辞書を使って調べ、本文が読めるまで復習すると、気が付かないうちに英単語力がアップします。
「過去6回全問題集」が難しく感じる方は、「つきっきり英検2級」から学習を始めると、スムーズに「過去6回全問題集」に移行することができます。
「単語帳」で覚える
「過去6回問題集」の長文問題に出てきた単語だけでは、大問1の単語問題では高得点が狙えません。
大問1で確実に得点するための単語対策として「英単語ターゲット1900」(旺文社)を使います。
過去の問題の分析では、「英単語ターゲット1900」の1,000番までを覚えると、英検2級の大問1の単語問題(英単語10問、英熟語7問)で、10問正解することができます。(あくまでも過去のデータであることをご理解ください。)
「英単語ターゲット1900」の1,600番まで覚えると、17問中12問正解することができますが、まずは、英単語で点数を確実に取りたい方は、「英単語ターゲット1900」の1,000番までを覚えることが最優先です。
なお、「英単語ターゲット1900」には英熟語が掲載されていませんが、英検2級の英熟語問題では、「英単語ターゲット1900」に掲載された単語の知識で正解できる問題があります。
「英単語ターゲット1900」を覚えたあとは、「過去6回問題集」の大問1の単語問題で実力を確認すると、本試験レベルが理解できます。
英検2級単語対策のまとめ
・英検2級の単語対策では、「過去6回問題集」の長文問題に出てきた単語を覚えることが最優先
・大問1対策として、「英単語ターゲット1900」の1000番まで覚える
・「過去6回問題集」が難しい場合は、「つきっきり英検2級」から学習を始める