英検5級に最短で合格するための学習法

英検5級に最短で合格するための学習法について、英検1級講師が効果的なアプローチを解説します。

これからの学習に役立つ具体的な方法と試験内容を理解し、合格を目指しましょう。

英検5級の概要

英検5級は、英語学習の初歩を学ぶための重要なステップです。この試験は、英語を学び始めたばかりの方々にとって、最初の目標となる級として設定されています。

試験は、主に中学1年生レベルの内容が中心で、英語の基礎を固めるための良い機会です。

試験内容の詳細

英検5級は、一次試験のみで構成されており、筆記試験とリスニングテストから成ります。

具体的には、筆記試験は25分、リスニングテストは約22分の時間が与えられます。

筆記試験の構成

筆記試験は、以下の3つの大問から成り立っています：

大問1：英単語の問題（15問）
大問2：会話文に関する問題（5問）
大問3：英作文の問題（5問）

英単語の問題は、基本的な語彙を問う形式で出題され、会話文では流れをつかむ力が試されます。

問題の出典 https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/kakomon/2024-1-1ji-5kyu.pdf

大問1

英検5級の大問1はこのように正しい単語を4つの選択肢から選ぶ内容で15問出題されます。

大問2

英検5級の大問2はこのように会話文の中から意味が通じる選択肢を選ぶ内容で5問出題されます。

大問3

英検5級の大問3はこのように正しい英語となる選択肢を選ぶ内容で5問出題されます。

リスニングテストの特徴

リスニングテストは、3つのパートに分かれています。全ての英文は2回流されるため、初めて聞いて理解できなかった場合でも、再度確認することが可能です。

第1部：会話を完成させる問題
第2部：男女の会話を聞いて一致する選択肢を選ぶ問題
第3部：3つの英文を聞いて、イラスト内容と一致するものを選ぶ問題

第1部会話を完成させる問題

問題文 Excuse me. Where is the post office?が読み上げられるので、正解を3つの選択肢から選ぶ。

第2部男女の2人の会話

問題文が読み上げられるので、正解を3つの選択肢から選ぶ。

選択肢

第3部 3つの英文

3つの文章が読み上げられるので、問題冊子のイラストに合致する選択肢を選ぶ。

イラスト

英検5級のレベル

英検5級のレベルは、主に中学1年生の英語の範囲と考えることができます。この級は、英語学習を始めたばかりの方々にとって、適切な目標設定となるでしょう。

公式ホームページでは、英検5級は英語の学習を始めた最初の目標とされており、約中学初級程度のレベルとされています。

英検5級の学習法

英検5級の学習法は、初めて英語を勉強する方と、既に中1レベルの学習を終えた方で異なります。

初めて学習する方には、中学校1年生の範囲を網羅したテキストを一冊使用し、解説を読みながら音声を聞き、音読していくことが推奨されます。

具体的な学習範囲

具体的な学習範囲としては、現在進行形までが英検5級の試験範囲に含まれます。過去形は出題範囲外とされていますので、注意が必要です。

また、参考書として「中学英語をもう一度一つ一つ分かりやすく改訂版」をお勧めします。この書籍は、1から114ページまでが英検5級の試験範囲となっています。

過去問の活用

既に中1の範囲を勉強した方は、過去問を3回分解いてみることをお勧めします。目標レベルとしては、32点を目指すと良いでしょう。

約6割の得点で合格できるため、しっかりと過去問を解き、理解を深めることが重要です。

学習法の基本方針

英検5級に合格するための基本方針は、効率的かつ計画的な学習です。

まずは、試験範囲をしっかり把握し、自分の理解度に応じた教材を選ぶことが重要です。

毎日の学習を習慣化し、少しずつ知識を増やしていくことが、合格への近道となります。

初めて学ぶ方のためのアプローチ

初めて英語を学ぶ方は、基礎からしっかり学ぶことが求められます。具体的には、英単語や基本的な文法を中心に学習を進めると良いでしょう。

テキストを使って音読を行う
リスニング教材を活用する
毎日少しずつ新しい単語を覚える

中学英語の復習

中学英語を既に学んだ方は、復習を通じて知識を定着させましょう。特に、英検5級で必要な文法事項や語彙を重点的に復習することが重要です。

過去問を解くことで、試験の形式に慣れることも効果的です。解説をしっかり確認し、理解を深めましょう。

合格のための過去問活用法

過去問は、試験対策において欠かせないツールです。まずは、過去問を3回分解いてみることで、どのような問題が出題されるのかを把握しましょう。

目標得点は32点、つまり約6割の得点を目指すと良いでしょう。解いた後は、必ず解説を読み、間違えた問題を分析してください。

受験後のステップアップ

英検5級に合格した後は、次のステップに進むことが大切です。4級の試験内容は5級に比べて難易度が上がりますが、基礎がしっかりしていれば問題ありません。

まとめ

英検5級の合格に向けた学習法をお話ししました。効率的な学習を心がけ、日々の積み重ねが大切です。

・中学1年生範囲の英語の学習
・3回分の過去問