英検準1級のライティング教材

このブログやYou Tubeにて英検準1級用のライティングのテキストとして「英作文問題完全制覇」を勧めてきました。

この教材自体は素晴らしく、合格者が使っているいちばんのテキストですが、2級に合格したてだと難易度が高いかもしれません。難しすぎるという声も聞きますので、もう少し基礎的な参考書と学習法を紹介します。

ライティングに必要な3つの能力

基礎的なテキストの説明の前にライティングに必要な3つの能力を解説します。

英文法の知識、英文のインプット、英文法を引き出せる能力の3つが必要になります。

(1) 英文法の知識

ライティングを書くという意味だけでは中学レベルの英文法の知識が完璧であれば十分です。英語は文型、つまり語順が重要です。

日本語のように、主語・述語などの順番が異なると全く意味が通じません。

日本語では語順が自由

日本語では語順が変わっても、多少の意味合いは異なりますが、完璧に意味は通じます。

・私は昨日図書館に行きました。
・私は図書館に昨日行きました。
・昨日私は図書館に行きました。

この三文はしっかりと意味が通じます。

英語は主語・動詞の語順に厳格

英語では、英語は主語・動詞の語順に厳格というか、語順を間違えれば意味が全く通じません。

先程の日本語を英語に翻訳した

・I went to the library yesterday.の語順を変えると、全く通じません。強いて言えば、yesterdayを文頭に持ってくるくらいの柔軟性しか無いはずです。
・Went to the library I yesterday.と語順を変えると英語は全く通じません。

この語順に対する柔軟性・厳格性が日本語と英語の大きな違いの一つです。

(2) 英文のインプット

英文のインプットは説明不要なぐらい重要です!

まずは、英語の例文を暗記します。おすすめの学習法は音読です。

テキストを黙読(音を出さずに目だけで読む)だけでは学習効果は低いです。・シャドーイングは学習効果が高い反面、難しいので挫折しがちなので、最初は音読をお勧めしています。

(3) 英文法を引き出せる能

最後に、記憶して定着した英文を、引き出すことが出来ると英文のライティングの基礎ができあがります。

最終的なゴールは、日本語を見て英文が出ることです。こういった積み重ねがライティング学習に重要です。

多くの学習者は英語を暗記した段階で安心してしまうのですが、日本語を見て英文が思い浮かぶまで練習が必要です。

ライティングだけではなく、スピーキングでもこの学習というか練習が必要です。

スピーキングとライティングは喋るか各課の違いで基本は同じ作業ですよね!

具体的な教材は「瞬間英作文」

「瞬間英作文」、正確には「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」と言うテキストが英検準1級のライティングの基礎的な力をつけるにはおすすめです!

「瞬間英作文」では、中学校英文法のテーマごとに、220の日本語・英語を、CDの音声で学習することができます。

「瞬間英作文」の使い方

「瞬間英作文」の使い方は3ステップです。
まずは、英文法を復習し、次に英文を覚え、日本語から英語が出るまで練習します。

  英文法を復習

「瞬間英作文」を使いこなすには、まず、トピックごとの英文法を完全に理解します。

英検準1級の受験生であれば、必要がないくらいの基礎的な項目ですが、「瞬間英作文」自体には文法の解説が少ないので、不明点は文法書で確認します。

肘井学の ゼロから英文法が面白いほどわかる本」や「大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】」あたりがわかりやすくおすすめです。

 英文を覚える

CDを使って音声を聞きながら英文を覚えます。

「瞬間英作文」では、日本語から英文を考える学習が推奨されていますが、僕はまずは英文を覚えるのが良いかなと考えてます。日本語から英文を作る作業って地味に時間がかかり挫折しやすいからです。

日本語から英語が出るまで練習

日本語を見て英語がすぐに出てくるまでひたすら練習します。

「瞬間英作文」で期待出来る成果

「瞬間英作文」をやり込むと、ライティングの力はアップしますし、スピーキングの力も劇的に上がります。

「瞬間英作文」英作文で期待できる効果は5つあります。

具体的には、  
・英文法の復習が出来る、
・文型が完璧にインプットされる、
・スピーキング力がアップ、
・英検準1級の2次試験の4コマ漫画、質問に対応できる、
・当然、ライティング力のアップします。

ということで、「瞬間英作文」を英検準1級の基礎的なライティングの学習に使う方法を解説しました。

You Tubeで動画で解説しています!