You Tubeの視聴者の方から質問をいただきました。

ド直球の質問です。

「英検1級は稼げる資格か?」

ご質問に回答する前に、以前、「英検1級は稼げる資格か?」という質問に、僕は稼げると回答しました。

You Tube 「英検1級は稼げる資格か?」

再び、「英検1級は稼げる資格か?」という質問に戻ります。

僕からの回答は、「英検1級は英検1級よりも稼ぐことが出来る!」です。

具体的に検証しましょう。

英検1級はどんな試験か

英検1級は、日本で知名度が一番高い、4技能の最難関の英語検定と言えます。

4技能とは、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの英語の4つの能力です。

英検1級に合格することで、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングと言う英語の4技能の高い能力を持っているということを客観的に証明することができます。

英検1級のレベル
出典 https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/criteria/

英語検定は英語力の証明になるか

英語検定は英語力の証明にならないし、英検などを受けても無駄であるという意見を聞くことがあります。

外国育ちであったり、アメリカやイギリスの大学院を卒業しているなどご自身の英語力を証明できる方はそれを使えば良いのですが、普通の日本人の方が英語検定試験以外に客観的に英語能力を証明することは難しいと思います。

僕もその一人なので英語能力を示す手段として英語検定を使います。

実際には、英語検定は日本以外の国でも広く使われていて、世界で一番のシェアを持つイギリスのIELTSがあります。

IELTS(International English Language Testing System)は、英語熟練度を測る英語検定の1つで、ケンブリッジ大学英語検定機構、British Council(英国文化振興会)、IDP Educationによって協同で運営されています。

運営母体の一つBritish Council(英国文化振興会)はイギリスの政府によって設立された公的な団体です。

つまり、語学検定は日本独自の文化ではなく、IELTSはイギリス政府お墨付きの英語検定試験として、英語を母国語とする国でも英語の能力を示す指標としての機能を持ちます。

wikipedia
britishcouncil

英検1級で出題される問題

英検1級では、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの英語の4つの能力を計測する英語検定試験ですが、ライティングとスピーキングが難関です。

ライティングの試験例

2022年第1回の英検1級試験では、「遺伝子組み換え技術は社会に有益か?」と言う問題が出題されました。(問題文等すべて英語ですが著作権の関係で日本語で記載しています。)

賛成・反対、つまり遺伝子組み換え技術は有益かそうではないかを明示し、3つの根拠とともに、指定された形式で、200語から240語程度の英語でライティングします。

日本語でも難しい内容を英語で論じる力が英検1級合格には必要となります。英語能力に加えて社会問題を自分の考えとともに論理的に示す能力が必要になります。

スピーキングの試験例

英検1級では一次試験合格者が二次試験を受験することが出来ます。

二次試験はスピーキングで、1分間で、5つのテーマから1つ選択し、2分間のスピーチをします。

僕が受験して合格した時のスピーチの題材は「動物実験は賛成か反対か?」でした。

2分間のスピーチというよりもプレゼンテーションが終了した後は、日本人・英語のネイティブスピーカーの2名の面接官から、4分間の応答があります。

英検1級合格者はこのスピーチの試験に合格しているわけですから語学力は日本人として最高レベルであることは明らかです。

合格率が高いと言われる英検の二次試験ですが、英検1級に関しては、準1級の二次試験合格率85%とは異なり、40%前後ではないでしょうか。(英検では2014年以降データを公開していないので推測値となります。)

英検1級二次試験(面接)受験レポート

英検1級の合格率

2022年現在非公開ですが、データを公開していた2013年までの情報では、年間受験者が約26,000人で、 合格者は約2,500人で合格率は10%前後でした。

合格率10%といっても、合格率15%前後の英検準1級に合格した方が英検1級を受験して10%前後合格できるわけですから、かなりの難関試験となります。

英検1級合格のメリット

英検1級に合格する最大のメリットは、日本人として最高レベルの英語力の証明をすることが出来て、英語力をアピールすることにより、転・就職の機会が広がり、特に 英語を教える仕事に就きやすいと言うことだと思います。

英語を教える系の仕事

英語を教える系の仕事では、英語塾や英会話スクールを開業するなど、自己資金が必要なビジネス以外でも、ココナラストアカといったスキルマーケットアプリにて、英語コーチングを提案したり、Udemyなどで動画のコンテンツを販売することも出来ます。

特に、英語コーチングは顧客単価・時給とも高額です。

例えば、授業をしないことを売り物にして、コーチングを提供する全国フランチャイズの某塾の最低の授業料が40,000円を越していたりします。

ココナラで、出品されている方の報酬も高いので、英語コーチングは非常に魅力的ではないでしょうか!

ココナラ英語コーチ
アンケートを取った

youtubeで英語を教えている方を対象に時間あたりの報酬をアンケートをところ、時間あたり3000円以上の方が29%でした。

この調査では講師の方の属性はわかりませんが、英検1級を取得すれば5,000円以上は確実にいただけるのではないでしょうか!

youtubeアンケート 出典 You Tube

給与所得者の給料が厳しい現状では、副業で所得を上げたい、第二の人生で英語でビジネスをやりたいと考えている方には、英検1級に合格して英語ビジネスを始めることはお勧めです!

英検1級合格に必要な学習時間

英語学習広場さんのアンケートの調査結果では、英検1級に合格するために必要な学習時間は、英検準1級合格後、450時間だそうです。

【英検学習時間目安】英語検定学習者600名を対象に調査 | 英語学習ひろば

英語の資格と言えば日本でトップクラスに有名な英語検定。一度は受けたことがある方や、今現在学習中、もしくはお子さんが学習しているなど、様々な方が2020年現在でも受…

450時間を確保するには毎日3時間の学習時間を確保すれば5ヶ月で達成できます。

隙間時間を上手に活用すればお仕事をお持ちの方でもこんな感じでスケジュールすれば実現可能な学習時間ではないでしょうか!

・朝早起き 1時間
・通勤   0.5時間
・ランチ   0.5時間
・市議とが終わって 1時間

という感じで毎日3時間の時間を学習できれば5ヶ月、余裕を持って6ヶ月で、450時間学習時間は確保できます。

「英検1級は稼げるか?」のまとめ

英検1級を持っていれば

英検1級は年3000人しか合格出来ない難関試験で、英検準1級をお持ちの方でも、毎日3時間英語を学習して、5ヶ月、6ヶ月程度必要でる。

そのような難関試験に合格することにより、圧倒的な英語力をアピールできるので、副業・本業レベルで稼ぐことが出来る。

副業であっても、ココナラストアカといったスキルマーケットで、英語コーチングなどを始めれば高額の報酬を期待できるので、英検1級に合格すれば新たな世界が拓けるかもしれません!

You Tubeでの解説