英検1級合格に必要な教材
英検1級であれ、どんな資格でも王道の学習方法があります。
You Tubeやブログなどで調べてみると、実際に、英検1級に合格されている方の多くは同じ教材を使っています。
英検1級に合格する最も効率的な学習は、合格者が使った定番の教材だけを、何度も何度も反復練習することです。
学習する順番は、英単語の力をつけることが最優先です。
長文を読むためには、大問1の語彙問題のレベルまでは必要ありませんが、英検1級レベルの英単語が必要となります。
英検1級ではリスニングでもPart2のように難しい単語が出題されますから、単語の学習が最優先です。
学習前の実力の確認
英検公式ホームページに、過去3回分の問題、正答、リスニング音源、リスニング原稿が掲載されているので、それを使って、学習開始時の英語力を確認します。
時間通りに過去問を実際に解いて、長文問題で合格点の目標である70%以上正解できるようであれば、その分野は「英検1級過去6回全問題集」を繰り返しとくだけで十分です。
リーディングで70%以上の得点が取れる方は、「英検1級文で覚える単熟語」は不要です。
ライティングの自己採点はできませんが、英検1級の過去の試験でコンスタントに24点(36点満点)取れる方、仕事で英語を使われていたり、学部以上の英語圏での海外留学を終えている方、IELTSのライティング対策をされた方は、「英検1級英作文問題完全制覇」の代わりに、ライティングと二次試験の対策を兼ねて「英検1級面接大特訓」を使ってくださっても結構です。
参考記事
⇒英検1級の試験形式・過去問
⇒英検の過去問を無料でダウンロードする方法
必要な参考書
合格者の多くが使っているのは以下の5冊の参考書・問題集です。
参考書・問題集を決定したら、他の書籍は手を付けないで各分野一冊を繰り返します。
(1) 語彙⇒「キクタン英検1級」 余裕があれば「出る順パス単英検1級(第4版」または「英検1級出る順で最短合格英検1級単熟語EX」
(2) ライティング⇒「英検1級英作文問題完全制覇」
(3) 過去問対策⇒「英検1級過去6回全問題集」
(4) 語彙、リーディング、リスニング対策「英検1級文で覚える単熟語」
(5) 二次試験対策⇒「英検1級面接大特訓」
語彙対策は語彙問題で高得点を取りたい方は、「出る順パス単英検1級(第4版」または「英検1級出る順で最短合格英検1級単熟語EX」のどちらかを、収録語数が少なく負担が少ない学習をお望みであれば「キクタン英検1級」を使います。
僕は「キクタン英検1級」で英検1級に合格することができました、
単語学習の負担を減らしたいのであれば収録語数が1,120語と少ない「キクタン英検1級」、単語が多くても大丈夫だという方は「英検1級出る順で最短合格単熟語EX」(2,364語)が、僕のおすすめです。
関連記事
⇒ 英検1級の語彙問題のカバー率(パス単、キクタン、単熟語EX)
学習する順番
英単語の征服が英検1級合格に最優先の課題となります。
学習する順番としては、
(1)「キクタン英検1級」
(2)「英検1級文で覚える単熟語」
(3)「英検1級英作文問題完全制覇」
(4)「英検1級過去6回全問題集」
(5)「英検1級面接大特訓」
と、なります。(3)「英検1級英作文問題完全制覇」には高度な単語力が必要ないので、(1)「キクタン英検1級」と(2)「英検1級文で覚える単熟語」と平行して学習することができます。
学習時間の算定
実力を確認し、参考書を決めた後は、学習計画を策定します。
英検準1級合格レベルの方が英検1級に合格するには概ね350時間から1,000時間の学習時間が必要です。
目標として500時間と設定します。
学習時間として確保できる時間を1日平均3時間、1ヶ月で90時間割り出します。
まずに、昼休み30分と通勤時間30分(人によっては1時間)を英語学習に確保します。その他に2時間学習の時間を確保します。
毎日1時間(お昼休み、通勤)+自宅学習2時間で、3時間となり、毎月、3時間×30日で90時間、それを6ヶ月間継続するだけで、540時間となります。
まずは、1日3時間6ヶ月で540時間目標で実際の学習時間が500時間という感じで目標を立てます。
実際の学習
最初の1ヶ月は(1)「キクタン英検1級」、(2)「英検1級文で覚える単熟語」がメインとなると思います。
学習計画を立てながら臨機応変に学習することになります。
学習のゴールは過去問が70%以上、可能であれば80%回答できることです。
現在の実力を測定
はじめに、英検1級の過去問を使って、現在の実力を測定します。過去に受験された経験がある方はスコアにて判断します。
英検1級では、一次試験では筆記試験(語彙問題、長文読解、ライティング)とリスニングが出題されます。詳しい試験内容はこちらの記事「英検1級の試験形式・過去問」を参照してください。
英検公式ホームページに、過去1年間・3回分の過去問(問題用紙、解答、リスニング音源、リスニング原稿)が公開されています。