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英検2級ではライティングが最優先
ライティングで高得点を取ることで英検2級に最速最短で合格することができます。
2024年第1回英検から出題形式が変更し、ライティングの要約問題が追加されますが、ライティングの重要性は変わらないはずです。
出題形式が変わっても、ライティングの学習がわかりにくいことが変わらないからです。
出題形式が変更される2023年3月までの英検では、リーディング、リスニング、ライティングの配点が、それぞれ同じ点数となります。(2024年4月以降も配点は同じですが、問題数が1問増えます。)
英検2級でいうと、リーディング38問、リスニング30問、ライティング1問(16点)が、それぞれ650点満点となります。
リーディング、リスニングで満点や高得点を取ることは難しいです。
特に、リーディングの英単語・英熟語問題は難しく、対策に苦労されている方が多いと思います。
ライティングは短期間の学習で点数がとりやすいので、英検対策では、まずは、ライティングで13点以上の高得点を目増すことが合格に直結します。
ライティングで満点がとれれば、英検2級でいうと、リーディング38問全問正解、リスニング30問全問正解と、それぞれ同じインパクトがあります!
ライティングは正しい学習さえできれば、2ヶ月程度の短期間の学習で、8割以上の高得点(16点満点で13点以上)が取れるようになります。
リーディングやリスニングで8割を得点する難しさを考えてみてください。ライティングで高得点をとることが、時間効率が高いです。
英検2級ライティングの問題形式
英検2級ライティングでは、出題形式が決まっており、回答のパターンも一定です。
そのため、事前に指示文を理解し、書き方のパターンを覚えておくと、試験の際に時間の節約となります。
英検2級ライティングの指示文
英検2級のライティングは毎回同じ日本語の指示文で出題されます。
注意すべき点は3点です。
(1)TOPICについて意見に理由を2つ書く
(2)POINTSを利用してもしなくても自由
(3)語数の目安は80語から100語
具体的なライティング学習法
テンプレートを覚える
まずは、英検のライティングで使う型を覚えます。
英検2級のライティングは、Main Body(本論)、Introduction(導入)、Conclusion(結論)の3つの構成で書きます。
Conclusion(結論)を省略可能であると書いてある参考書もありますが、英検の模範回答ではConclusion(結論)が書いてありますので、省略はお勧め致しません。
Main Body(本論)
次に、Main Body(本論)を書く際の考え方の基本となるネタを覚えます。
この部分ができないと英検2級のライティングで高得点を期待することはできません。
Introduction(導入)、Conclusion(結論)はパターンに問題文を写すだけであり、実際に、ライティングで書く部分はMain Body(本論)しかないからです。
理由の書き方
TOPICでの質問に対して、Introduction(導入)にて、賛成(肯定)・反対(否定)の立場を明確にする。
それから、Main Body(本論)にて、理由と具体例等を書きます。
理由を書く際には、なぜそう考えるのか理由を、First, の後に書きます。次の文章で、For example, などを使って、そう考えるに至る具体例を書きます。
文頭にFirst,をつけるのは読み手がわかりやすくするためです。First of all, Firstly, でも、「第一に」を示す言葉であればなんでも良いのですが、あらかじめ自分が使用するフレーズを決めておくと時間の節約になります。
僕は、生徒さんには「First,」をお勧めしています。
一つの理由に対して、2文章で35語前後でまとめます。
二つ目の理由も、一つ目の理由と同様に書きます。
「最短合格! 英検2級 英作文&面接完全制覇」に「分野別コンテンツブロック」として150のパターンが掲載されています。
「分野別コンテンツブロック」は音読、書写などご自身が覚えやすい方法で覚えます。
ライティングで理由の部分を自分で考えられる方は、「分野別コンテンツブロック」の学習を飛ばして、実際にライティングを書くと良いです。
結論の書き方
Conclusion(結論)は、In conclusion, の後に、Introduction(導入)をそのままコピーします。
実力的に余裕がある方はIntroduction(導入)の「書き振り」を変化させるとより高い得点が期待できるようです。
実際にライティングを書く
コンテンツブロックを覚えたあとで、「最短合格! 英検2級 英作文&面接完全制覇」の問題、過去問を実際に書いて、英検準1級レベル以上の方に添削してもらいます。
添削することにより、自分では気が付かない、間違いがわかるようになるからです。
僕の生徒さんの学習を見る限り、10問程度書き、添削してもらい、自分の弱点を確認しながら復習していくと、ライティングでは合格点が期待できます。