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英検2級を受験する際に、筆記試験のリーディングとライティング部分の構成や時間配分を理解することは非常に重要です。
2024年5月以降にリニューアルされた試験内容について詳しく解説します。
これにより、受験生は効果的な学習計画を立てることができます。
リニューアルされた試験の概要
英検2級の筆記試験は、リーディングとライティングの2つのセクションから成り立っています。
リニューアル後の試験では、出題形式が変更され、特に語彙問題やライティングの要約問題に注目が集まっています。
筆記試験の構成
筆記試験は以下のように構成されています:
- 大問1:語彙問題(17問)
- 大問2:空欄補充問題(6問)
- 大問3:内容一致問題(4問)
- 大問4:ライティングの要約問題(1問)
- 大問5:ライティングの意見論述(1問)
各セクションの詳細
それぞれの大問について詳しく見ていきましょう。
大問1:語彙問題
大問1では、英単語と英熟語の問題が出題されます。合計で17問が出題され、具体的には以下のように分かれています:
- 英単語:10問
- 英熟語:7問
これらの問題は、文中の空欄に適切な語を選ぶ形式で出題されます。過去に出題されていた英文法や語法の問題は削除されています。
問題の出典 https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_2/
大問2:空欄補充問題
大問2には、空欄補充問題が含まれています。
問題文の中に括弧があり、そこに該当する言葉を当てはめる形式です。
具体的には、2題の問題が出題され、各問題につき3問、合計で2題6問が出題されます。
3つのパラグラフから3問出題され、答えはパラグラフの中にあり、パラグラフをまたがないが基本です。
大問3A:内容一致問題(メール)
大問3Aでは、メール形式の問題が内容一致問題が出題されます。
ここでは、260語程度3パラグラフの長文の内容に基づいて、与えられた4つの選択肢の中から正しいものを選ぶ必要があります。
大問3B:内容一致問題
大問3Aでは、メール形式の問題が内容一致問題が出題されます。
ここでは、360語程度3パラグラフの長文の内容に基づいて、与えられた4つの選択肢の中から正しいものを選ぶ必要があります。
4つのパラグラフから構成されていますが、設問は4つあります。
第1問は第1パラグラフ、第2問は第パラグラフ、第3問は第3パラグラフ、第4問は第4パラグラフに答えがありますが、最後の問題は全体に関わる問題です。
大問4:ライティングの要約問題
ライティングの要約問題では、155程度の英文を4~5文に要約することが求められます。
この問題の配点は1問あたり16点で、内容、構成、語彙、文法の4つの観点から、それぞれ4点で、評価されます。
大問5:ライティングの意見論述
最後の大問5では、意見論述が出題されます。
一般的には80語~90語程度のライティングが求められ、この問題の配点は1問あたり16点で、内容、構成、語彙、文法の4つの観点から、それぞれ4点で、評価されます。
英検2級の意見論述問題では、POINTSと呼ばれるヒントがあります。
英検2級では、POINTSの使用は任意ですが、FirstとSecondを考える際の参考に使用することをおすすめします。
英検準1級では、POINTSを使わなければならないので、準一級の準備として、2級でも使用を勧めています。
高得点を取ることで合格の可能性が高まります。
時間配分の重要性
英検2級の筆記試験は85分の制限時間があります。各セクションにどのように時間を配分するかが合格の鍵を握ります。以下に推奨される時間配分を示します:
- 大問1(語彙問題):17分
- 大問2(空欄補充):12分
- 大問3(内容一致):10分
- 大問4(ライティング要約):15分
- 大問5(ライティング意見論述):20分
- 残りの時間:確認時間として5分
まとめ
英検2級の筆記試験は、リーディングとライティングの2つのセクションから成り立っています。
リニューアル後の出題形式や時間配分を理解し、効果的な学習法を取り入れることで合格を目指しましょう。
過去問や語彙力の強化、ライティングの練習を通じて、試験に備えてください。