慶應義塾大学文学部で2025年度の入学試験から英語(外部試験利用)が始まります。
実用英語技能検定(英検)のCSE総合スコアが2500点以上であれば、受験級および合否結果は問わずに、英検のCSEスコアの提出で、英語試験を受験せずに、地理歴史と小論文の試験のみを受験で入学試験は終わります。
CSEスコア
英検のCSEスコアは英語の得点に換算されますが、2022年10月現在、換算のルールなどは慶應義塾大学からは公開されていません。
2017年以降英検では素点による合否判定をやめ、素点をCSEスコアに換算し、合否判定をしています。CSEスコアに関する換算基準などは英検の実施主体である公益財団法人日本英語検定協会からは公開されていませんが、ザクッと考えると、試験の難易度、平均点などを考慮し、合格率が一定の基準を満たすために設定した偏差値のようなスコアであると推定されます。
CSE総合スコア
2022年11月現在、英検には、年に3回公開会場で実施されるる従来型英検、コンピューターで受験する英検S-CBTと言う、2通りの受験方法があります。
英検1級は従来型英検のみで、英検準1級は従来型英検、英検S-CBTの両方で受験できます。
従来型英検
従来型英検では、筆記試験(リーディング、ライティング)とリスニングから構成される一次試験に合格した方が、二次試験(スピーキング)を受験することができます。
従来型英検は、同じ級を、年に3回、6月、10月の3回受験できます。
英検S-CBT
英検S-CBT試験であれば、一次試験の合格を待たずに、一次試験、二次試験を同日に受験することができます。
受験回数は、1年度を4ヶ月間の3つの期間に分割し、1期間当たり2回、1年間で6回同じ級を受験することができます。
なお、従来型英検の受験回数は英検S-CBT検の受験回数にはカウントされませんので、同じ級を1年間で、従来型英検で3回、英検S-CBTで6回受験することが可能となります。
それぞれの期間を、期間を、公益財団法人日本英語検定協会では、第1回、第2回、第3回としています。
第1回(4月、5月、6月、7月)⇒同じ級を2回受験できる(従来型英検は含まない)
第2回(8月、9月、10月、11月)⇒同じ級を2回受験できる(従来型英検は含まない)
第3回(12月、1月、2月、3月)⇒同じ級を2回受験できる(従来型英検は含まない)
出典 https://www.eiken.or.jp/s-cbt/
CSE総合スコアで2500点
CSE総合スコアで2500点以上取るには、以下の級の受験が必要となります。
出典 https://www.eiken.or.jp/cse/
英検2級
英検2級で満点をとるとCSE総合スコアで2,600点となりますが、それ以上の点数を望めません。
慶應義塾大学文学部では、英検準1級、英検1級で受験される方に太刀打ちできないために、英検2級でCSE総合スコアを2500点取ることはお勧めできません。
英検準1級
英検準1級でCSE総合スコア2,500点を取るには、
(1)従来型の英検の一次試験に合格して二次試験を受ける、
(2)英検S-CBT試験を受けて一日で一次試験、二次試験を受験する、
2通りの方法があります。
英検準1級に合格する英語力を身に着けて、英検1級を狙いつつ、英検準1級のCSEスコアで高得点を狙うのが、現時点でいちばんの慶應義塾大学文学部で2025年度の外部試験利用の攻略法ではと考えております。
英検S-CBT試験であれば、一次試験の合格を待たずに、一次試験、二次試験を受験できますので、戦略的には、従来型英検では英検1級を受験し、英検S-CBT試験で英検準1級を受験するのが、良いのではないでしょうか!
1年間に、英検1級を3回従来型で、英検準1級を英検S-CBTで6回受験できます。もちろん、1年間に英検準1級を3回従来型で、英検S-CBTで6回、合計で9回受験することも可能です。
英検1級
英検1級でCSE総合スコア2,500点を取るには、英検1級の一次試験に合格する必要があります。
英検1級の一次試験の合格点は、2,028点なので、二次試験で850点満点で472点取れれば、CSE総合スコア2,500点となります。
英検1級に合格するには、かなりの単語力が必要となり、英検準1級の合格者であっても、更に300時間から1,000時間、概ね450時間の学習が必要となります。
出典 https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/eiken-cse_admission.html
英検準1級
英検準1級に最短で合格する学習法はこちら(英検準1級に最短で合格できる学習方法)を参照ください。
英検1級
英検1級に最短で合格する学習法はこちら英検1級に最短で合格できる学習方法を参照ください。