英検®1級のパス単の旧版・改訂版(5訂版)

英検®1級のパス単の改訂版(5訂版)が2021年6月に発売されました。

ネット上ではあまり評判が良くないようパス単の改訂版(5訂版)ですが、早速、英検公式ホームページにて問題が公開されている過去3回分の英検1級の大問1の語彙問題25問の出題率を旧版・改訂版の「出る順パス単英検1級」どの程度カバーされているかを調べました。

英検1級の単語問題の比率

単語帳のカバー率をお話する前に英検®1級での単語熟語の大切さを、配点という観点から説明します。

英検®1級のリーディングの配点は41問、うち大問1の配点は25問で、英単語が21問、熟語が4問、文法問題は出題されません。

英検1級単語問題比率

単語・熟語はリーディングの中で61%を占める重要なパートで、単語熟語の征服とライティングが出来るとで英検®1級一次試験は一気に合格しやすくなります。

英検1級の一次試験の配点は素点で84点満点ですが、実際の合否の判定にはCSEスコアという英検独自の点数を使います。 

素点換算で70%から75%が一次試験の合格点になっています。大問1の単語問題で高得点をゲットできると合格にかなり近づきます。

僕が合格した2020年第2回英検1級試験では、一次試験の素点がReading29/41点、Listening22/27点、Writing24/32点の合計75/100点と得点率75%でしたがバンドがG1+1CSEスア2036点と合格ライン2028点なのでギリギリ合格でした。通常は70%で合格できるようです。

2021年第1回英検®1級

2021年第一回英検®1級の出題率は旧版が25問中15問で60%、改訂版が25問中12問で48%、改訂版ではすべての単語をマスターしても25問中12問しか正答できません。

2021年第1回英検®1級カバー率

2020年第3回英検®1級

2020年第3回英検®1級の出題率は旧版が25問中15問で60%、改訂版が25問中9問で38%、改訂版ではすべての単語をマスターしても25問中9問しか正答できません。

2020年第3回英検®1級カバー率

2020年第2回英検®1級

2020年第2回英検®1級の出題率は旧版が25問中16問で64%、改訂版が25問中14問で56%、改訂版ではすべての単語をマスターしても25問中14問しか正答できません。

パス単英検1級旧版・改訂版(5訂版)の比較

2021年第1回、2020第2回、第3回の3回の試験を見る限りでは、改訂版では英検®1級大問1の単語・熟語のカバー率は47%、単語だけ見ても46%と、改訂版では歯が立たないという結論に至りました。

過去3回の英検®1級カバー率

過去3回分の英検1級の大問1の語彙問題25問の出題率を旧版・改訂版の「出る順パス単英検1級」どの程度カバーされているかをYouTubeにて解説しています。

英検1級で出題率が高い単語帳

過去問題を使用して、英検1級の語彙問題のカバー率(パス単、キクタン、単熟語EX)を検証しています。