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「英検1級の一次試験に合格するためのテキスト」でライティングのテキストを3冊紹介しました。
英検1級に合格された合格者の方はこの3冊のどれかを使っています。
旺文社の「英検1級英作文問題 改訂版」を使っている方もいらっしゃると思いますが、英文のレベルが他の3冊よりも高いので、僕自身はお勧めしておりません。
今回は「英検1級英作文問題完全制覇」を使って英検1級のライティングを攻略する学習法について説明します。
「英検1級英作文問題完全制覇」の構成
「英検1級英作文問題完全制覇」は4つのChapterから構成されています。
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Chapter1. 英作文を攻略する
英作文を攻略するでは、英検1キュうライティングの出題形式、英作文の書き方、フォーマットなどが解説されています。
英検1級のライティングを受験される方は、予め自分なりのフォーマット(=ひな形、テンプレート)を一つ作成しておくと、本試験で回答する際の時間の節約になります。
Chapter2.分野別コンテンツブロック212
コンテンツブロックでは、Mainbodyのネタとなる50ご程度の文の塊が12の分野別に212収録されています。
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具体的には、現代日本社会、人権、犯罪、世界の問題、戦争・核兵器・テロリズム、世界経済、世界の中の日本、環境保護、教育・文化・スポーツ、テクノロジー。医療・生命倫理、経済・ビジネスの12の分野をカバーしています。
例えば、
2022年度第2回(2022年10月)の英検1級では環境に関する負の影響(a negative effect on the environment)、
2022年度第1回(2022年6月)では遺伝子工学(genetic engineering)、
2021年度第3回(2022年1月)では技術に対する投資(investment in technologu)
が出題され、コンテンツブロックの12の分野別に網羅され、ライティングを書く際のヒントになります。
参考記事
⇒英検1級ライティング過去に出題された問題
Chapter3.実践問題30
実践問題30では、英検1級のライティングに出題されそうな予想問題が30題収録され、それぞれ賛成・反対の立場から、模範解答と解説が掲載されています。
収録されている英文は英検の模範解答に比べて平易な文章を使ってわかりやすく書かれ、学習者の負担が少ないので、挫折しにくいと感じます。
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「英検1級英作文問題完全制覇」での学習方法
コンテンツブロック、実践問題のどちらか一方を、どちらでも良いので、ご自身が勉強しやすいどちらかを選択する。
コンテンツブロックの学習法
コンテンツブロックはライティングのMain Bodyの集約ですので、これを覚えることで、ライティングの理由付けの苦労がなくなるはずです。
音読、聞きながら音読、書き写す、どの方法でも結構です。
本試験までにしっかりと覚えるようにします。
Main Bodyに特化でき、賛成・反対両方の論点を学べるメリットがある反面、IntroductionからConclutionの言い換えには対応できないので、その辺の言い換え(パラフレージング)に問題がない方は、コンテンツブロックが手軽でお勧めです。
実践問題30の学習法
実践問題をメインに学習するメリットは、コンテンツブロックがMain Bodyのみの学習となるのに対して、実践問題はIntroductionからConclutionの言い換えなども含めて、ライティングを完全にマスターすることができます。
賛成・反対の両視点を学習するのが理想ですが、僕自身は賛成の立場のみで十分だと考えています。
基本的には、賛成の立場から、ライティングする方が楽であると僕が考えているからです。
声を出さずに黙読、音読、聞きながら音読、シャドーイング、書き写す、どの学習法でも負担がなく、継続できる方法を選びます。シャドーイング、書き写しは、効果が高い反面、学習負担も大きくなるので、ご自身のやりやすい方法で学習するのがベストです。
アウトプットの学習
ここまでの学習はインプットがメインなので、実際に過去問を使って、ライティングして、英検1級のライティング対策は完成です。
教材は「英検1級過去6回全問題集」を使います。
時間配分を予め決めて、20分をめどに、実際にライティングします。
参考記事
⇒英検1級の回答する順番と時間配分
模範解答と、自分の答案と、比較して復習します。添削サービスが使える方はそれを利用します。
「英検1級英作文問題完全制覇」の使い方のまとめ
・インプットは、コンテンツブロック、実践問題の賛成を、繰り返し覚える。
・アウトプットは、「英検1級過去6回全問題集」を、時間を設定して、実際に書いてみる。